学校教育について

知らなかった教育の話題

教育の歴史 通信教授

交通網が整備され、郵便などが安定して安価に届くようになると、学習の方法として通信教授が成立してくるようになります。日本においては、明治の頃に大学の講義録が発行されて人々に広く利用されたことが最初となるでしょう。その後、教材の送付だけではなく模擬試験や問題集の添削なども行う、今の形に近い通信教授が成立します。

 

通信教授が、いわゆる通常の本や書物と違う点は、初めから誰かが学習に供することを前提としたテキストであること、さらに、教師がその場で解説を加えることができないという状況を想定して解説が充実していること、そして添削などの形で双方向性が存在していることでしょう。特に、最後の双方向性という部分は非常に大きな部分であり、学習進度の確認や疑問の解消はもちろん、学習モチベーションの維持という点でも重要な効果を持っています。優れたテキストが揃っていれば、独学でも十分に高い教育を受けることができますが、モチベーションの維持や進度管理というのは意外と独力では難しいものです。その点からも通信教授はただのテキスト送付とは異なっていると言えます。

 

また、通学授業、学校教育との違いはその融通の利きやすさと学費の低廉さにあります。いつでも自分の時間的な都合に合わせて勉強をすることができる、施設としての教室を必要とせず、教師一人あたりの担当人数を大きく増やすことができる通信教授というスタイルは、高額な学費を工面するのが難しい人や、働きながら学びたいと思う人にはぴったりのため、世界中で長く親しまれる教育の方法となりました。

 
 

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